SCマツヤマ
GKプロジェクト
沖西海青
(愛媛大学サッカー部監督)
2025年11月11日からスタート
場所雄新中学校ナイターにて
アラウンドプレイヤープロジェクト
世界初の“地域育成年代モデル”
「道後平野・松山を世界が研究する『アラウンドプレイヤー研究都市
(MAPE — Matsuyama All-Around Player Ecosystem)』に育てるための実践プラン 。
実行可能で学術的に検証でき、国際的に再現性のあるモデルを目指します。
1) 目標
松山市・道後平野を「気候・文化・回復(温泉)・学術が融合した、世界で最も検証可能なアラウンドプレイヤー研究都市」にする。
2) コア戦略(4本柱)
研究主導型の現場化 — 日常トレーニングと同じ現場で学術研究を回し、実践と検証を高速で行う(例:Aspireの研究→現場反映モデル)。aspire.qa+1
気候・文化を資産化 — 温暖な年間気候と道後温泉の回復文化を「介入変数」として科学的に評価・最適化する(熱トレーニングや回復介入の体系化)。
データ基盤とオープン科学 — 選手のトレーニング・生理データを統合するデータプラットフォームを構築し、研究者向けにデータパッケージを提供(匿名化・倫理準拠)。
国際的検証と発信 — 国際会議・サマーキャンプ・共同研究で松山モデルを検証し、ピアレビュー論文と白書で証明する。
3) 研究アジェンダ(最初の3年間に集中するテーマ)
気候適応とパフォーマンス:温暖(道後)での年間トレーニングが疲労・パフォーマンスに与える長期効果(ランダム化・コホート)。
温泉(入浴)を用いた回復プロトコル:温泉介入の生理・心理的効果(HRV、炎症マーカー、睡眠、主観回復度)。
統合的アラウンド介入のRCT:教育サポート+栄養プログラム+メンタルケア+回復を組み合わせた介入の効果検証(学校連携でコホート形成)。
負傷予防と負荷管理:スプリント量・練習負荷と傷害発生の関連(負荷閾値の定量化)。
社会経済効果評価:地域経済、教育成果、保護者満足度指標の計量化(地域モデルの社会的費用便益分析)
4) 必須インフラ(物理+デジタル+組織)
拠点施設:研究室(生理・バイオマーカー)、計測ルーム(力学・GPS/IMU)、温泉回復ラボ、滞在施設(短期合宿受入れ)
データプラットフォーム:選手ID管理、練習ログ、センサー/ウェアラブルデータ、医療データ、アンケートを統合(匿名化・API化)。
倫理・運用ルール:インフォームドコンセント、データ管理規程、学術利用ポリシー。
運営チーム:ディレクター(研究兼任)、リサーチマネージャー、コーディネーター(学校/地域)、統計解析者、メディカルスタッフ、コミュニケーション担当。
パートナー:大学(医学・スポーツ科学)、国際アカデミー(Aspire等ベンチマーク)、地元自治体、企業スポンサー、温泉組合。
(このモデルは“スポーツ科学センターを競技現場に結びつける”という既存の成功例に沿っています。)
5) 成果指標(KPI)
(研究・運用双方で測る)
学術:ピアレビュー論文数(3年で最低10本)、国際会議招待講演数(年1以上)。
選手成果:選手の離脱率、進学/プロ移籍率(前年比+10%目標)
健康:年間怪我発生率
地域影響:合宿受入数(国内外合計)、関連観光収入、スポンサー数
データ:参加選手の同意率、データセット公開数
6) 3年ロードマップ(実行可能で詳細)
ガバナンス設計(運営法人orコンソーシアム)
主要パートナーのMOU締結(大学、自治体、温泉組合、企業)
資金調達(公的助成+スポンサー)と概算予算確保
研究倫理承認テンプレ&データ規約作成
研究ラボとデータプラットフォーム稼働(プロトタイプ)
パイロット研究
①(温泉回復プロトコル、n≈60)
②(気候トレーニング追跡)
松山モデル白書(日本語+英語)作成
初の国際ワークショップ(招待研究者・クラブ)開催
マルチサイトコホート開始(周辺自治体・提携クラブ含む)
学術論文投稿(目標3–5本)
海外クラブとの共同研究(例:サクラメントと技術交換)開始
松山方式のプロトコルを正式にパッケージ化(MAPE manual)
国際サミット — “Matsuyama Summit on Player Ecosystems” を道後で開催
(招待:世界の学者・クラブ)
推奨ガイドラインの発行・ライセンス化・研修プログラム開始
7) 出力物(Deliverables)
オープンデータセット+分析リポジトリ
年次報告書(KPIと改善推移)
国際サミット・オンライン講座・認定トレーニング(指導者向け)
8) 資金計画(概算・試算・例)
(初期6–12ヶ月、概算)
施設改修・ラボ立上げ:¥30M–¥60M
データプラットフォーム(開発+運用1年)
人件費(コアチーム1年)
研究運営費(パイロット2件+検査)
→ 初年度合計:概ね(公共助成金+企業スポンサー+自治体補助で分散可)
(※精緻な見積は施設規模・人員構成で変わります。資金調達は科研費・スポーツ振興助成、企業CSR、自治体観光予算等を組み合わせるのが現実的)
9) リスクと対策
データ倫理リスク:厳格な同意プロセスと匿名化を前提に。
資金継続性:初期は複数年コミットのスポンサー契約を目指す。
研究の外部妥当性:多様な年齢・背景のコホートを確保して外部妥当性を高める。
地域反発:住民説明会を重視、観光・経済便益を明示。
10) 国際露出(発信戦略)
年次サミット・ワークショップ(道後開催)で主要研究を公表。
主要ジャーナルへターゲット投稿。
ケーススタディを英語で発信し、大学院生・研究者を招くフェローシップを設置。
メディア用の短いドキュメンタリー(温泉回復、データの実例)を制作。
11) 即時にできる“次の3アクション”(今日から着手できる)
キックオフ・ステートメントを作る 「松山モデルの目的・旗振り文」。 → 英語版も同時に準備。
パートナー候補リスト作成(医学・スポーツ科学)
国内のスポーツ研究所、温泉組合、自治体担当部署。
パイロット研究プロトコル案(温泉回復)作成 — n数・測定項目・倫理同意テンプレを整える(研究助成応募用の骨子にも使えます)。
12) 参考例(世界の類似モデル)
Aspire Academy(Qatar):研究→現場実装の好例。研究活動をクラブ運用に直結させている
各国のスポーツサイエンス/パフォーマンスセンター:研究と現場連携のハブ作りの手本。
アラウンドプレイヤー・エコシステムの主要「人種(役割)」
① コンディショニング系(身体)
1. パフォーマンスコーチ
年間を通じて身体能力のピークを管理
気候(温暖差)を活かしたトレーニング計画の立案
2. アスレティックトレーナー(AT)
怪我予防、リハビリ、テーピング
子ども〜大人まで地域全体の怪我ケアも担う
3. 栄養プランナー
地元食材を活用した「地域型スポーツ栄養」
道後平野の野菜、柑橘、魚介でパフォーマンス食を最適化
② メンタル・教育系(頭・心)
4. メンタルコーチ
試合前の心理コンディション調整
子ども~大人までメンタル教育を普及
5. 学習サポート人材(エデュケーター)
学校勉強・進路・読書習慣などの統合支援
「文武両道」ではなく「文武両進」モデルを構築
③ イノベーション・研究系(科学)
6. AIデータアナリスト
試合データ、GPSデータ、AIによる戦術分析
地域研究、人口動態、環境データも解析して“地域そのものを強くする"
7. 予防医療・健康科学研究者
契約選手だけでなく地域住民の健康データ研究
世界に誇れる地域発スポーツ×医療モデルの基盤
8. エネルギー・環境技術者
カーボンニュートラルクラブ運営
道後平野の気候特性を活かした「分散型再エネスポーツ施設」構築
④ 生活・地域密着系(暮らし)
9. ハウスキーパー・生活サポーター
海外クラブでも一般的
洗濯、掃除、生活環境の整備
子ども選手の寮サポートなど
10. アラウンドママ(地域版)
地域の子どもたちを見守る第三の母親的存在
松山の温かいコミュニティ文化と非常に相性が良い
11. カルチャーコーチ
礼節・コミュニケーション・地域文化を伝える人
「松山型スポーツマンシップ」を体系化する役割
⑤ チーム運営・プロデュース系(魅力)
12. ブランドディレクター
“松山・道後平野から世界へ” をビジュアルと言葉で発信
ユニフォーム、広報、SNS、国際案件の統括
13. コミュニティマネージャー
学校、企業、自治体、スポンサーとの連携
地域がクラブを育て、クラブが地域を育てる構造を作る
14. 国際コーディネーター
サクラメント・リパブリックFC など海外クラブとの連携担当
海外選手の受け入れ・派遣も管理
⑥ 親・家族サポート系(根)
15. ペアレンツコーチ
保護者とクラブをつなぐ潤滑油
子どもの成長、メンタル、教育、生活全般の相談対応
16. キャリア・進路デザイナー
プロ選手になれなかった場合の人生設計
地域産業と連携した「デュアルキャリア地域モデル」
まとめ:アラウンドプレイヤーには全16種の“人種”が必要
身体ケア
心と学習の支援
研究・科学・データ
生活・文化
クラブ運営・国際連携
家族・キャリア支援
これらをセットで整えると、
「選手が育つ地域ではなく、地域そのものが選手を育てる」